受験クラス「アルミワイヤー、ペットボトル、ネット緩衝材」5回目
2021年7月5日
梅雨末期という言葉を初めて知りました。
さあ、がんばろう~!
7月4日(日)、受験クラスにて、「アルミワイヤー、ペットボトル、ネット緩衝材」5回目を行いました。
本日はこの曲者さん、ネット緩衝材をしっかり描いていきましょう!
レッツスタート!
下に置かれたネット緩衝材は一通り描けたので、次は折曲がったネット緩衝材を描いていきます。
こちらもよく見て前回の注意点を頭に置き、描いていきましょう。
注意点は、①描写していると、ネットの間が広がりがちになる。②ネットの線の傾きをよく見て描く。
です。全体を見て描くことが大事ですね。
そして今回珍しく、描いていくうちに、何かが違うとなりました。
何かが違うポイントを考えてみました。
①よく見ていない。思い込みで描いている。
②ネット緩衝材の全体的動きが把握できていない。
③ネットの線の出発点とその先がつながっていない。
です。
①よく見ていない。思い込みで描いている。は、1枚目のネット緩衝材はフラットに地面に置かれていたので、ネットの線の傾きが分かればその傾きに沿って繰り返し線を描けばよかったですが、今回はペットボトルで押さえられ形が変形しています。
ネットの網目の線は規則性を持ちながら、立体の面に沿って線を描いていかなければなりません。
目がカチカチし、どこ見ているかわからなくなりますが、難しいと感じたときほどよく見て描くことが大事です。
②ネット緩衝材の全体的動きが把握できていない。は、ネットの大きなアウトラインは見れていますが、そのアウトラインに沿って内側の面がどのように立体感を持って作られているか見ることが大切です。
山で言う稜線、峰から峰へと続く線です。
ネット緩衝材の状態は、ペットボトルがネット緩衝材の端をおさえ、それに反発するように起き上がって、そして下側からはアルミワイヤーがネット緩衝材を押し上げています。そうして向こうへつながる新たな上面ができています。この波のような動きをとらえなくては、ネットの網目の線が立体に沿ったように自然に描けないですね。
③ネットの線の出発点とその先がつながっていない。は、手前はよく見えているが、奥が見えていないことはよくあります。
ペットボトルで遮られ、手前の線がどこに向かっているかわからなくなったりしますね。思い込みが強くなると、実際見たものとの違いでこんがらがってきたりします。
ここは地道にどこへつながっているか、モチーフを上から見たりして、多角的に見て把握してみてください。
実際描いてみて、これでよいか、モチーフを見て再確認が必要になってきますね!
踏ん張りどころですね!
初心に戻り、よく見ていていこう~!!
けやき画塾