中高生(午後)クラス「模写モナリザ」着彩5回目、完成!!
2021年7月4日
蒸し暑くなってまいりました。
さあ、がんばろう~!
本日、中高生(午後)クラスにて、「模写モナリザ」着彩5回目を行いました。そして、ついに完成しました!
下描きから、着彩まで、モナリザの旅がついにゴールを迎えました!
下描きは、優雅なアウトラインを描き、また、モナリザの顔の不思議さに向き合いました。
着彩は、ダ・ヴィンチが用いたスフマートのように、色彩を何層も重ね、深みとボリュームを作っていきました。
全体的に大きくとらえながら、モナリザの絵に迫っています。
レッツスタート!!
最後の仕上げとして、本日は、
①髪の毛をより暗く
②服のしわを描く
③手の描き込み
をしっかり見ていき、ぐっと暗い部分を暗くして、全体を引き締めていきましょう!
まずは、髪の毛を暗くしました。
絵の具が乾くと若干明るくなるので、2~3回色を重ねて暗くしました。
そして、服のしわを描いて、より暗く、服のボリュームを描きました。
深い色ができてきました。
そして、最後に手の描き込みです。
今の状態では、手が明るすぎて、前に出て大きく見えています。
暗い部分をしっかり暗くして、手の面積を小さくさせましょう。
指の先から第二関節までは暗くなっています。少し奥に曲がっていて暗くなっています。
陰影をつけましょう。
それが乾いたら、次は、
それぞれの指の立体感を描いて丸みを付けて指を細くしました。
そして、完成しました!
色を多層に重ねたことにより、深い奥行きが表現できています。
ボリュームもしっかり出て、モナリザの優雅さが美しいですね。
色も丁寧作って、微妙に水の分量も考えて、濃淡を変えて描きました。
とても色の層が自然です。
ダ・ヴィンチの絵画技法の神髄に触れたのでは!!
絵の構造の勉強もしっかりできて、とても良い取り組みだと思います!
この絵の進め方は、現代のキャラクターなどを描くときも同じです。
どんどんこの技法を自分の作品に使っていってくださいね!
お疲れさまでした!
ビバ、モナリザ!!
けやき画塾