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中高生クラス 「POP UP フラワー」


急に暖かくなりましたね、けやき画塾です。

近所の桜のつぼみが今にも咲きそうです。

いまごろ咲いてるかも知れないな。

菜の花の黄色も、とても鮮やかで美しいです。

見えない世界は大変なことになっていますが、

外はきらきらな春にいつの間にか様変わりです。

 

本日は中高生クラスにて「POP UP フラワー」を制作しました。

前はちょっと頭を使う課題だったので、今回は楽しむものでいきましょう!

パステルを使って描いていきましょう。

今回のポイントは、

今兵庫県でゴッホ展していますね。

新聞でお笑い芸人・作家の又吉さんのゴッホ展を語った記事を読みました。

とても共感しました。ちょっと抜粋しようと思いましたが、全文載せます。

 僕は美術展を見終わって外に出ると、いつもより世界が美しく見えます。何回も見たはずの景色が、空気が、すごく特別なもののように感じられるんです。それは、作家の「目」を借りているからだと思います。

 「ゴッホ展」で一番、僕の見える世界を変えてくれたのが「糸杉」です。絵は動画ではないので、描かれているのは一瞬のかたちです。でも「糸杉」は動いているように見える。それは、そこにあった大気、流れた時間、そしてゴッホの心情までもが、1枚の絵に収まっているということではないでしょうか。意識して取り込まれたのではなく、ゴッホが糸杉のある空間を描く中で、自然と内包されたという感じがします。あと、月が出ているのに明るい空と、糸杉の濃い緑の色のバランスが、めちゃくちゃ好きですね。

 ゴッホは気難しくて、付き合うとなると大変な人物だったと思います。でも、ゴッホが社会性のようなものを手に入れていたら、「ゴッホの絵」は描けなかったかもしれません。僕らの目はきっと、どこかで「世界はこうなんだよ」と教えられたり、何かを理解したりしたために、ゴッホが見えるようには世界が見えなくなってしまったのだと思います。

 でもゴッホの絵をずっと見ていると、「こうやったかもしれない」と思う瞬間があるんですよね。ゴッホの目を借りて、何かを見られる瞬間がある。だからゴッホの絵には、なんか強烈にひかれるんです。

 

コロナウイルスで、ゴッホ展は休館中ですが、

ゴッホの絵は永遠に色あせない強さがあります。

ゴッホ先輩の花の絵を参考作品に、制作スタートです!!

はじめに、黒い紙を下書きなしで、クロッキー的に形を見て、切り抜きます。

ゴッホ先輩のように大きな塊感が大切。大きく、全体的に形を把握しましょう。

パステルで描きこみです。メインとなるチューリップをまず描いていきましょう。

モチーフをよく見て描いています。まなざしがいい感じでした!!

描くごとにどんどん表現がリアルになってきました!!

生徒さんはコツをつかんだ!!ピンクのチューリップ、めちゃ最高にいいでき!!とおっしゃってました^^

パステルでの描写はすごく手が早く、パステルのいろんな色を積極的に重ねて取り組んでいました。

いいアプローチしています!

そして、葉っぱを描きます。葉っぱの流れ、向きをよく見ましょう。

葉っぱは複雑ですので、メインのチューリップの周辺をしっかり描き、他はちょっと描写をおとして、差別化していきましょう。

時間が何ぼあっても足りないので、ここからは全体のバランスを見ながら描いていきましょう。

バランスを整えながら描くと、世界観が見えてきて、いい感じに進めていくことが出来ます。

企画的にはダンボールを切り抜き、その上に貼り付けて、POP UPさせようと思ってましたが、

時間が来ましたので、色画用紙に配置しました。

これまた背景色決めてください!!

おお~おしゃれ~~!いい感じジャン!!

そして、完成!!!!!

モダン~~~

大胆な形と、美しいリアルな描写がいいハーモニーを作っています。

色を重ねたパステルの色彩は、奥行きがあり、表情豊かに歌っております。

時間が若干かかりすぎましたが、

完成に持っていった集中力に乾杯!!!

グレイト!!!

けやき画塾

 



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