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少年・土曜日・隔週(A)「月がとってもきれいから、月へ行っちゃおう!」2回目、月一成人クラス「かぼちゃのスケッチ」


いきなり、ひんやり、けやき画塾です。

この前まで、めちゃあついと言っていた気がしますが、いきなり肌寒い。

ノーベル賞ウィークでしたが、2020年ノーベル物理学賞は、ブラックホールの実在にかかわる理論、観測の研究者が受賞されました。

宇宙はまだまだわからないことだらけ!未知ですね~~!

ブラックホールの存在は、1915年のアインシュタイン博士が発表した一般相対性理論(重力場方程式)からだそうです。

そこから、2002年のノーベル物理学賞受賞のリカルド・ジャコーニ博士らが、X線を用いた観測でブラックホールらしき天体を発見!!

そして、今年のノーベル物理学賞を受賞したペンローズ博士は、条件が整えば、現実の宇宙にもブラックホールが存在することを理論的に証明しました!

そのペンローズ博士が理論で証明しても、その理論で実際に存在するかは、わかりませんでした。

私たちの生活は光によってものを見ることが出来ます。しかし、光を発しないブラックホールが存在し、いかにそのブラックホールを観測するかが問題でした。

見ることが出来ないブラックホールを観測する一つの方法を提案し、観測に成功したのが、今回同時受賞のゲンツェル博士とゲス博士です。

(左から、ペンローズ博士、ゲス博士、ゲンツェル博士)

その御二方が注目したのが、私たちが住む太陽系を含む天の川銀河の中心にある「いて座A」です。

この観測は、地球から遠く離れた(27000光年)恒星の詳細な動きを観測することです。

ゲス博士によると、それはまるで、川底の小石を見るようなもの、とのことです。

 

今回のノーベル物理学賞は、観測と理論の研究が両輪になってブラックホールの正体にせまっていることを実感させてくれます。

頭だけではなく、実際に見ること、確認が大切なんですね!

ゲス博士は、「自分の仕事のなかでも教えるという側面にかつてないほどの情熱を感じている」

「若い世代に向け、疑問を抱く力と考える力が世界の将来を左右することを教えるのはとても重要なことだ」と語っています。

世の中、まだまだわからないことだらけ、イマジネーションを広げて、宇宙の大海原へ飛び出そう!!!!!

 

本日は、少年・土曜日・隔週(A)、成人クラスを行いました。

少年・土曜日・隔週(A)では、前回の続き平面の「月がとってもきれいから、月へ行っちゃおう!」の2回目で完成しました!

そして、成人クラスでは「かぼちゃのスケッチ」を画材は色鉛筆で行いました。

秋深まる中、季節感たっぷりのテーマを楽しんでいきましょう~~~!

本日のポイントは、

少年クラスは、前回はデッサンと、モチーフに少し色が入った状態で終わりました。

今回、完成をめざし、絵を作りこんでいきましょう~~!

宇宙の光が届かない濃い空間をビシッと塗って、そして宇宙人や、ロケットなども丁寧に描いていこう!

楽しい宇宙旅行をイマジネーションたっぷりに作っていきましょうね!!!!!

そして、成人クラスは、ハロウィーンでおなじみのかぼちゃを色鉛筆で描きます。

今回は、かぼちゃの立体感の描写にポイントを置いてみました。

色鉛筆の色の層を、固有色に対して補色をプラスし、色の組み合わせで立体感をあらしてみましょう~!

では、レッツスタ~~~~ト!!

背景をしっかり暗い色で塗ることで、モチーフの形がより鮮明になります。

筆の持ち方もいいね!丁寧に塗ってるね!

濃いあい色が入って、他の色もきれいに見えるね!

では、細かいところも描いて、完成させよう~

おおお~水の表面張力を利用した描き方を発見ですか!!

土星のリングは氷で出来ているんだよね、それで、水を多く使って描いてるのかな!

そしてその水に、絵の具をたらしてみました!キレイに混ざり合ってるね~~~

ナイス発見!

そして、残すところは、宇宙船だね!

ワイワイ楽しい宇宙旅行の締めくくりですね!!

ちょっとお茶休憩~~

そして、成人クラスのスケッチは、

鉛筆で形をとり、色鉛筆に入ります。

形もいい大きさで描かれ、全体的なシルエットがいい感じに画面に入っています。

早々に、色鉛筆に移行!この流れいい感じですね!

そして、今回は、まず地色を明るい色から入れて、色の重なりを多層にしていきましょう~

手前のかぼちゃからしっかり描いていくことで、全体的に見て、いい感じの空間も作れますね!

それぞれのかぼちゃの特徴を描いて、面白い画面を作っていきましょう~

地色と細部の描写が出来てきたところで、補色の色鉛筆を選び、暗い部分の描きこみをしていきましょう!

補色は色相環で正反対の色のことを指します。

ここのかぼちゃの黄色に対して、紫が補色です。そして、色相環で紫の色に近い色、青系の色も補色として使っていきましょう。

補色を足すことで、色が鮮やかに響きます。

反対の色なので大丈夫かな~と勇気が要りますが、ここはチャレンジして、色の幅をつけていきましょう~!

そして、完成~~!

スケッチの大切なところ、短い時間で、ポイントを絞ってそのときの印象を描くことです。

今回のかぼちゃのスケッチは、そこがいい感じに表現されていますね!

それぞれのかぼちゃの特徴も押さえつつ、手前のかぼちゃに視点を置いて描いてらっしゃいます。

空間がうまれ、絵画的面白さが出てますね!

手前のかぼちゃの描写で、黄色に対して、立体感をつけるのに紫を足されています。

色のスパイスが効いていますね。温かみも生まれています。

短い時間で魅力を引き出す表現になったと感じます。ステキですね!

そして、少年クラスの生徒さんの「月がとってもきれいから、月に行っちゃおう!」の作品完成です!

色がカラフル!!

色の鮮度がいいいいいいい!

絵の具ののせ方の実験もいろいろしました!

その楽しさが、宇宙ではじけているね!

画面上部の天の川、月の大きな色面、細かなモチーフと大小と抑揚のリズムもいいね!

そして、最後に描いたロケット、ロケットの中で楽しそうに宇宙旅行してるのが、めちゃワンダフルです!!!

いろんなチャレンジと発見をした制作になりました!

先生は、「いいこと考えた!!」をけっこうたくさん聞いたよ!

ブラボ~~~~~~~!

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