漣
2019年2月28日
こんにちは、漣に心奪われたけやき画塾です。
先日、日差しも暖かくなってきたので、
大阪城公園に梅を見に行ってきました。
しかし、梅はまだ咲き始めでした。
大阪城の梅林は何度か訪れていて、
満開期は、それは香りも色もとても鮮やかで、
日本の春が始まる贅沢を楽しめます。さすが、秀吉って思います。
今回は咲き始めで期待したものではありませんでしたが、
降り注ぐ光は春で、のんびり過ごし、だらだら歩いていると、
大阪城のお堀の水面に、漣が、なんともまぶしくきらめいていました!
まぶしいぜ!
なんてリズミカルで軽やか、そして、静かに経過する時間を感じさせる造形、美しい!!
脳裏に福田平八郎の漣がクロスしました。
「漣」 福田平八郎
1932年 絹本白金地着色 156.6 x 185.8 cm 大坂中ノ島美術館準備室蔵
福田平八郎は1892年大分生まれ。18歳で京都市立美術工芸学校予科に入学。82歳で亡くなるまでほとんどの生涯を京都で過ごした。近代日本画の稀代の色彩画家。
そして、ちょっと前に立ち読みのつもりが、
今ちょっと問題に巻き込まれている現代美術家の会田誠氏による美術愛のこもった、偏って深い解説に引き込まれ、買ってしまった・・・
雑誌BRUTUS 2019年2月15日号【現代美術家・会田誠の死ぬまでにこの目で見たい日本の絵100】福田平八郎の漣の解説がよかったです。ポップアートとジュリアン・オピーと福田平八郎をかけてくるところが、ガッテン!!
作品は、大阪の美術館に所蔵されているので、また公開展示の際、
見に行きたいです!!
漣が私に春が来てますよと伝えてくれました!
春が来た!!!
梅は次回に、桜に期待!!
花見が楽しみ!!!
けやき画塾