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中高生クラス「模写 Paul Klee」一回目


桜が満開ですね、けやき画塾です。

不要不急の外出を控える日々ですが、いかがお過ごしでしょうか。

ちょっと運動しに出てみれば、桜が満開でしみじみしました。これもしかしたら、先週も言ってたかも・・・^^

桜はコロナとは関係ないんだな~~と。

そして、も一つびっくりしたのが、人が多い!!いつも以上に人が多かったです。

近場の桜にちょっと一息ですね。

百人一首61番歌

いにしえの 奈良の都の八重櫻

けふ 九重に にほひぬるかな

伊勢大輔(いせのおほすけ)

現代語訳

昔の奈良の都に咲いた八重桜が、今日はこの新しい都の宮中に美しく咲きました。

 

そして現代2020年、まことに困難な状況でも、すぐそこで、桜は美しく咲いていますね。

 

本日は、中高生クラスにて「模写 Paul Klee」を行いました。

学生さんは休校延長を受けて、なんともいえない気分だろうなと思います。

そこで、ちょっとお勉強的なことしましょう~~

それは、模写です!!

レッツ、先輩芸術家 クレー先輩から勉強しよう~~

本日のポイントは、

生徒さんは前に、クレーが好きと言ったいたので、クレーを模写することにしました。

クレー先輩とはどんな人?

Paul Klee(パウル クレー)

1879-1940 20世紀のスイスの画家

【芸術とは目に見えるものの再現ではなく、見えるようにすることである。】

クレーのポイントは、

①音楽的要素が絵に反映されている。

②色彩と線を重視した、表現主義にも属さない独特の作風

③バウハウスで造形や色について教鞭をとっていた。理論的美術作家。

 

クレーは音楽系の両親をから生まれ、結婚した妻もピアノの先生だった。

そして、本人もバイオリンを小さい頃から行い、プロ級だったとのこと。

そのルーツが絵画に色濃く出ていますね。

色と線のハーモニーはクレーの中で、理論的に考えられて構築されていたんですね。

 

はじめにクレーの画集から好きな一枚を選びましょう!!

そして、こちらになりました!渋い系ですね!

大きい作品で、150 x 100 cm 素材は油画・水彩/麻布です。

 

次に、トリミングです。

縮小寸法を割り出し、画用紙を縮小サイズに切っていきましょう。

ここは計算ですよ~~頭使いますよ~~^^

縮小サイズを割り出す計算式は、このちょっと前に学校で習ったばかりとのこと!!

タイムリーーー

実用に使って復習ですね!!

そして、トレースに入ります。

コピーした絵を分割して、線で仕切ります。

そして、画用紙も同様に仕切っておきます。

そうすることで、仕切られた範囲で形を見て正確に写すことが出来ます。

大まかに全体的に写すのではなく、細かく観察して形を積み重ねて、全体を写します。

よく見て描きましょう~~

模写は脳の刺激になりますね~~

他人が描いた絵ですからね・・・

自分の感覚とは違うところもあるものね~~

そしてちょっとここで、ティーブレイク!!

休憩しながら距離をとって、描いたものを見直します。

離れてみるのは大切だね。見えなかったものが見えてくる!

そして、今日最後の仕事、下塗りをしましょう。

クレーの作品をよくみると、地塗りがされているように見えます。

どんな色で、どんな感じに塗られていますか~

よく見て考えてみよう!

実物は油彩ですが、ここはチャレンジしていきましょう!

画用紙にアクリルグアッシュで素材が異なりますが、本物に近づくよう、よく観察して、作っていこう!

結果は、

ちょっとピンクに近い茶色で、パサパサした感じである。

では、塗っていきましょう。

パサパサ感出ていますね!

下書が消えちゃいそうですが、気にしない。

白がなくなるように全体的に着色していきたいので、スポンジ筆で柔らかく、パサパサ筆跡をいかしながら塗っていきます。

いい感じ、できてきましたやん、下地が!!

そして、筆のタッチを再度加えて、より深みを作っていきましょう!

下地完成!!!

パサパサタッチが表情豊かです。

よく耕された土の田んぼができあがりました。

模写はその絵がどのようにして作られているか、見分けていく楽しさがあるね!!

つぎは種まき、水やりかな!!

ガンバ!!

来週楽しみですね!

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