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中高生クラス「人物画 頭部のエンピツデッサン」4回目完成!


九月に入りましたが暑いですね、けやき画塾です。

光の感じは秋ですが、気温はどないやねんっ。

秋が待ち遠しいですね。

今回で人物画の頭部のデッサンが完成しました!

イケメンは奥深い。イケメンたる要素はナンでしょうか。

人それぞれ違うと思いますが、私で言うところでは、「シュッとしてる」が大切な要素です。

関西人ですな~。

そして、名画のイケメンを探してみました。

思い浮かぶ中からピックアップしたので、まだまだいっぱいいると思われますが、3名をご紹介します。

まず第一番目は、プラド美術館での衝撃!!

ディエゴ・ベラスケス (1599年セヴィーリャ生まれ、1660年マドリード没)

が描いた、

狩りの装いのフェリペ四世

(1634/5年頃)

カンバス 191 x 126 cm

マドリード、プラド美術館蔵です!!

まず、でかい!!絵がでかいです。存在感がすごい。

そして、血生臭い!!濃い、濃い~です。この濃さはどこからきているのでしょうか!

顔がかっこいいとかではないかもですが、全体的にベラスケスの描写表現がかっこいい。(チョイすいません)

そして、その血気をさらにスタイリッシュにしているのが、黒です!

黒がめちゃかっこいいのです。人物の印象をよりかっこよく仕上げています。ゴイスです。

黒のかっこよさ、ベラスケス、半端ないです。

ベラスケスはぜひ生で見ていただきたい名作家です。今回の顔はタイプかどうかは別として。

そして、第二番目。

日本の名画のシュッとしたイケメンといえばこれですね!

源頼朝(みなもとのよりとも)像

絹本着色伝源頼朝像(京都、神護寺蔵)

神護寺三像の一幅。サイズは143 x 112.8 cm。

こちらも黒色の袍(ほう)衣服を着用しています。

人物はほぼ等身大に表されているようです!イケメンをリアルに!!ってこと!

こちらのお方は、先ほどの方とは違って、黒でもサラッとして涼しげに黒をシュッと見せているところにかっこよさを感じます。

黒に清潔感が感じられます。トータル的に黒い着物の形も平面的に面白く、お顔を引き立てていますよね。やり手ですね!

教科書にも載っていて、いろんなところでこのイケメンにお目にかかっていますね。ちょっとすりこみも入っているかもしれませんが、イケメン名画たる所以かしら~。

 

そして、最後は、これまた日本の宝、阿修羅像です。

国宝 阿修羅像(興福寺蔵)

年代は、奈良時代。

サイズは153.4 cm。バランスはおよそ八頭身、完璧!体重は15kg ほど。

この軽さは、脱活乾湿造(だつかつかんしつぞう)という技法によって作られています。

粘土で作った原型に、漆をつけた麻布を巻き付けて重ねて乾燥させて型を作ります。そして中の粘土を取り除き、空になった中に心木(しんぎ)を入れて支えて完成させた彫刻です。そこに彩色をほどこしています。

中はほとんど空洞!!めちゃ軽!それなのに、この迫力!すごい!

彫刻じゃんっ、、、ツッコミはいると思いますが、やっぱこのシュッとした顔ははづせませんね!

顔が三つも付いているのに、くどくない!

そして、顔が丸いのに、シュッとしている!これすごいくないですか!

目元が決まってますよね。造形的にも形がすっきりして、すがすがしい。

静かにて、熱い・・・

ステキ過ぎる・・・

阿修羅!

賢く、而(しこう)して情熱烈しき王よ。

その最も美しき顔には、然し悩みち悲哀とを浮かべて居ります。

そしてその苦悩は瞬間のものではありません。それを容れている此美しい形と同様に、亦永久的のものであるのです。

その美しく且悩ましげなる姿は、心のやや静まらんとする我々にも―春の暮方の海の如き深き悲哀と悔悟(かいご)と苦患(くげん)と、凡て我々がも少し若かった時に感じた凡ての心象の記憶を回想せしめ、そしてそれを、目の前の現在に在るかの如く復活せしめます。

その眉間は美しく而(しかも)邪(よこしま)な企みを隠し、其眼は美しく、而も深い詭計(きけい)を潜ませ、其唇(そのくちびる)は柔軟に、而も陰鬱なる欲望を湛えて居ります。

木下杢太郎『故郷』(1918年/「木下杢太郎全集」第十巻 岩波書店)

 

どうでしょうか、この3名!シュッとかっこいいですよね!

皆さんの名画のイケメン教えてほしいな!

 

本日は中高生クラスにて「人物画 頭部のエンピツデッサン」4回目を行いました。

そして、本日、完成しました!

イケメン降臨!!

ということで、がんばったね~~~!エンピツのコツコツ積み重ね、なかなかの辛抱との戦いだったのではなかろうか。

終わりよければすべてよし!!

ということで、本日の最後のポイントは、

最終段階のポイントだね!

細部と全体のバランスを見て、仕上げる!

このバランス感が最終の美を作り出すんです!

おもしろいじゃあ~りませんか!

では、さっそく最終の美へレッツゴ~~~

引き算の美もちょっとここらでやってみましょう~!

消して描く!

消すのも描くことの一つの方法!

練りゴムで、引いては描くの積み重ねしましょう~、

質感と、密度のアップ!練りゴムで押さえて消すことで、複雑なマチエールが出来ちゃうのよ、これ不思議!

首の筋肉、筋を描こう。ここははっきり描きすぎると、マッチョでえらいことになるから、このさじ加減が大事よね!

練りゴムで取ったら、取りっぱなしはNGです!

ぜったい加筆して、密度を整えよう!

しっかり頭を支えれる首になってきた!

髪の毛の量感も大変だったけど、この黒い服も大変だね!

黒で平坦に見えるけど、服の中に肩が入ってること表さないと、ぺらっぺらだね。

ここは、Tシャツの下に体が入っていることを意識して、描き分ける工夫が必要だね!

エンピツで真っ黒色もなかなかのせるの難しいよね。ここ辛抱のところです!

よう、がんばった!

そして、鼻からパーツごとに描いていきましたが、全体的に出来たので、ここで、大きな視点で見ることにしましょう!

しっかり全体的に見れるように、周りのいらない線などを消して、クリアにします。

補助線濃く描きすぎた~~~~と生徒さん!!

大丈夫です、消せますから!

すっきりしたところで、最終チェック!

やっぱりここまで描いたら、目をもっと描きたい!ってなるよね!

イケメンイコールメヂカラ!!

眼にもう一つ暗いトーンを作って、奥行きを作ってやると、目に力が増してきますね!

イケメンきた~~~

そして、完成!

 

生徒さんのこちらのイケメン推しポイントは、

薄い唇

まつげ

そして異国情緒な顔の作り

めちゃデキテマスヤン!

クールな目元と口元が決まっていますが、これを支える全体の描き込み!

初めての人物エンピツデッサンとのことです!マジか~~

この方のいいところを引き出すイキイキしたデッサンになったね!

めちゃステキじゃんね~~

若者のまっすぐなまなざし、とてもまぶしい~~

イケメンにしないとの使命感もあいまって、さいごまでしっかり集中して描けたね!

やり遂げる力、これまたすばらしい!

イケメン完成おめでとう!

コングラッチュレーション!!

これからもちょいちょい人物描いていこうね~人物はまことに果てしないよね!!

けやき画塾

 



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